まんぷくな日々

日々の事あれこれ綴ります。

【子どもの習い事】庶民がうっかりヴァイオリンを始めたらどうなるかという話

ヴァイオリンの写真

数ある習い事の中から何を選ぶべきかが難しい!

子どもの習い事って悩みませんか?

親なら誰でも、子どもが持つ才能を見つけて、開花させてあげたいって思うんじゃないでしょうか?

だからこそ、親は、特にお母さんは、幼い我が子のために“頼まれてもいない”のに勝手に心配したり希望を持ったりしながら、「子どもにとっての最善の習い事」を必死に探しますよね。

数ある習い事から、「ベスト」な選択をしてあげたくて、子どもにとっては本当に余計なお世話なんだろうけれど、あれこれ頑張っちゃうのが親なんですよね(^^;;

私もそうでした。

 

ヴァイオリンとの出会いは娘が6歳の時

娘が6歳の時に葉加瀬太郎さんのヴァイオリンを聴いて、「これ、やってみたい」って言った時は、「もしかすると‥」と期待しました。

6歳辺りだと、ヴァイオリニストになるためには遅めであり、ギリギリラインらしいということをネットで検索して見つけました。

「どうせやるなら成功して欲しい」という思いがありました。

実際始める時、私は先生に聞きましたよ。

「今から始めて、音大行くことってできますか?」って(^^;;

娘の“ヴァイオリンをやってみたい気持ち”の本気度の見極めと、先生選びに時間がかかって、子どもは7歳になっていましたが、優しい先生はこう言ってくれました。

「音大、今から始めたら十分間に合いますよ」と。

大きな大きな野望(!?)を胸に抱きつつ、我が子のヴァイオリンの習い事が始まったのでした。

 

私が勝手に抱いていた“子どもの才能開花”への熱い気持ちは全くなくなった

あれから約6年が経ちました。

娘はヴァイオリンを続けています。

良い先生に恵まれたおかげで、ヴァイオリンが大好きなままです。

ヴァイオリンを始めた当初の、「将来はヴァイオリニストになるかも」は幻想でした(笑)

といっても、下手なわけじゃなくて、教室では上手い方で、3、4歳から続けている子を追い抜いて先の練習曲を弾いています。

だから、もっと練習時間を増やせばもっと伸びるんじゃないかな、せっかく上手なのに勿体ないな、と思ったことがあります。

けれど娘にはやりたい事が沢山あって、とにかく1番に時間をかけたいのが本を読む事、ヴァイオリンは好きだけど1番の存在ではなかったのです。

ヴァイオリンにかける時間は1日30分程度、発表会前でも1時間ほどでした。

でも、それで良かったです。

娘はヴァイオリンが好きですが、一度も「ヴァイオリニストになりたい」とか「音大に行きたい」とか「音楽で生きていきたい」とか、言ったことがありません。

娘は自分が見つけた夢があり、今はその未来に向かって勉強を頑張りたいと言っています。

娘の持った夢が、「ヴァイオリニスト」以外のもので良かった‥とホッとしています。

何故なら、我が家は庶民だからです。

 

ヴァイオリンはお金がかかるという噂は事実だと思う

ヴァイオリンを始めて6年ほどの間に、庶民とセレブの違いをとてつもなく感じました。

私は娘がヴァイオリンを始める前に、音大の事を調べていました。

すると、私立は我が家には全く縁がないことが分かりましたが、国公立ならば、普通の大学生とさほど変わらぬ授業料だということが分かりました。

その上、ヴァイオリンは教室内のヴァイオリンを格安で使わせてもらえたので、初期費用はピアノを習うよりも安くて、6年前の私は、「なんだ、ピアノよりもよっぽど手軽なんだね」と思いました。

今振り返ってみると、あまりに知識が浅すぎる親ですね。

娘が、私の野望(!?)通りに、ヴァイオリニストを目指す道を選ばなくて本当に助かりました。

だって、ヴァイオリンを習わせておいて、せっかく才能を見つけて本人もやる気満々なのに、「音大は諦めてほしい」なんて言えないじゃないですか。そんな状況にならなくて良かったです。

ヴァイオリンは、極めようとしないならば、本当に楽しい習い事です。

でも、小さい我が子にどの習い事をさせようかって悩んでいる親、特にお母さんは、子どもの隠れた才能を見つけたいと思っている方が多いと思います。

もしお子さんに才能があったとして、せっかく見つけたその才能をただの楽しいお稽古ごとで終わらせてしまうことは、出来ないんじゃないでしょうか。

だからこそ、お金がかかるということは知っておくべきだと思います。

 

”ヴァイオリン“と“弓”だけで最低400万円が必要な世界らしい

教室に通ううちに、音大に行くためにはピアノはもちろん、ソルフェージュというものを習う必要がある事を知りました。

ヴァイオリンが上手いだけじゃ駄目なんですね。音楽との関わりが希薄な我が家には、こんなことすら分かる人間がいなかったのです。

さらに、フルサイズのヴァイオリン購入までは格安で使っていたので知らなかったのですが、「音大を受験するなら、最低でも300万円のヴァイオリンが必要」と言われて驚きました(^^;;

さらに、「弓はヴァイオリンの3分の1〜2分の1の価格のもの」を使うのだと先生は言いました。

ってことは、ヴァイオリンと弓で、最低でも400万円必要です。

さらに弦は消耗品でピンからキリまでありますが、音大を狙う人はもちろん高価な弦を使うでしょう。

他にもレッスン代、衣装代、コンクールや発表会にかかるお金、交通費、宿泊代。

お金はいくらでも必要です。

頑張れば払えるでしょうけど、“頑張らないと払えない”んですよね。

そうなると覚悟が必要です。

でも、ヴァイオリンをしている多くの家庭が裕福です。

そんな家庭を見ていると、「やっぱり音楽はお金にも時間にもゆとりがある人がするものだな」と思いました。

そんなゆとりある家庭を目の当たりにしながら、夫婦共働きで必死に必死に働いて「やっと良い楽器が買える」「これで学費が貯金できる」とお金と時間に追われながらヴァイオリンを続けることはかなりの精神力がいると思います。

 

習い事としてヴァイオリンを選ぶことについて私が思ったこと

6年ほどの娘の様子を見てきて、音楽を楽しめるってとても素敵なことだと思いました。

ヴァイオリンは持ち寄ってどこででも演奏できるので、普段は個人レッスンですが、発表会や演奏会がある時はみんなで集まって弾くこともあります。

そんな時に、セレブな仲間のいい刺激を受けることもあるし、何より楽しんでいるし、貴重な経験をしているなぁと思います。

そうやって、娘の様子を安心してみていられるのは、娘が見ている未来は音楽とは違う世界だし、ヴァイオリンは趣味であり楽しみとして続けているからです。

これがもし、「私は音楽で生きていくんだ!」と夢見ていたら、それはそれは大変なことになっていたでしょう。

だから、私がもし庶民の家庭が習い事の選択肢の一つとして”ヴァイオリン“を考えているのなら、こう問いたい思います。

「もしあなたのお子さんがヴァイオリンの才能があった時、それを応援する覚悟がありますか?」と。

私はその覚悟がなかったのに、「将来はヴァイオリニストに!」なんて勝手に思い描いてました。

愚かでした(^^;;

これからの時代、音大卒でなくちゃプロになれないかって問われたら、YouTubeもあるし、未来なんて誰にも予測できないから、もしかしたら独学でもヴァイオリニストになっちゃう人もいるかもしれない。

けど、やっぱり抜群に上手かったら、ヴァイオリンの先生は才能をさらに伸ばそうとしてくれるだろうし、その先に”音大“があるだろうし、子どもは先生の言うことを信じてそこを目指したいだろうし。

幼い子に習い事をさせるって事は、才能を見つけたい思いがあるからだと思います。

となると、お金は不可欠なワケです。それを分かって始めた方が安全だと思います(^^;;

 

以上がヴァイオリンの世界に何も知らずに飛び込んだ私が、感じたことでした。

最後まで読んで下さりありがとうございました!